現金1244円詐欺被害 AIで実在の警察官になりすましか

【四日市】三重県警四日市北署は11日、四日市市の40代男性会社員が警察官を名乗る男らに現金1244万円をだまし取られたと発表した。詐欺事件として捜査している。 同署によると、男性は先月30日、警察官を名乗る男から「あなたの銀行口座が詐欺に使われた」などと電話があり、刑事部長を名乗る男とライン(LINE)のビデオ通話をするようになった。 男性は男に「あなたに逮捕状が出ている」と言われ、検事を名乗る男の指示で、今月5日までに2回にわたって指定された口座に現金を振り込んだ。その後、不審に思って同署に相談。詐欺被害が発覚した。 男性がビデオ通話で話した刑事部長を名乗る男は、以前に他県警で刑事部長を務めた人物の名前を名乗り、男性が名前をインターネット検索して確認した顔と似ていたという。同署は生成AIなどを使って刑事部長に成り済ました可能性が高いとみて捜査している。

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