線路に看板や三角コーンを投げ入れて列車の運行に危険を生じさせたなどとして、警視庁捜査1課は電汽車往来危険と威力業務妨害の疑いで、住居・職業不詳の高沢信明容疑者(54)を逮捕した。12日、捜査関係者への取材で分かった。 捜査関係者によると、高沢容疑者は、9月28日午前5時~5時半ごろ、JR大井町駅の線路に、路上駐車禁止の看板や三角コーンを投げ入れ、JR東海道線に衝突させて約20分間の停車を余儀なくさせたり、JR京浜東北線を約12分間緊急停車させたりした疑いがもたれている。 高沢容疑者は跨線橋(こせんきょう)の上から付近にあった看板やコーンを投げ入れたとみられ、「むしゃくしゃしてやった」などと容疑を認めているという。警視庁は詳しい経緯を調べている。