「本当にごめんなさい」手紙を残して行方不明…金融機関店長 1億600万円横領 初公判 和歌山・串本町

勤務先の金融機関の金庫から1億600万円を横領したとして、業務上横領の罪問われた当時店長の男の初公判が開かれ男は起訴事実を認めました。 起訴状によりますと和歌山県串本町有田の「なぎさ信用漁業協同組合連合会」串本営業店の店長だった新田博志被告(45)は9月、自己の用途に使う目的で店の金庫に保管中の現金1億600万円を持ち出し横領した、業務上横領の罪に問われています。 和歌山地裁田辺支部で13日に開かれた初公判で新田被告は「まちがいない、事実です」と起訴内容を認めました。 一方、検察は冒頭陳述で、「従業員全員が退社したあと防犯カメラの電源を切り、金庫内から現金を盗み出し、一部は借金返済や競馬・宝くじ購入などにあてていた」と指摘し、追起訴があることも明らかにしました。 新田被告は金庫の中に「こんな形でみなさまを裏切ることになったこと、本当にごめんなさい」と書かれた手紙を残して行方不明となり、9月19日未明に警視庁に出頭して逮捕されていました。

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