【急展開】2022年の紋別空きビル火災、保険金目的の放火か 火災保険エキスパートら3人を逮捕

2022年8月、紋別市にある4階建ての空きビルを焼いた火災。発生から3年あまり経った12日、急展開を迎えました。 空きビルに放火し一部を焼損させた疑いで逮捕されたのは、いずれも住所不定・無職の稲葉寛容疑者(57)と深町優将容疑者(54)。そして旭川市の自称・会社役員、青山篤容疑者(65)の3人です。3人には、保険金をだまし取る目的だった可能性が浮上しています。 荒木俊光カメラマン) 「火事から3年が経ちましたが、建物はそのままになっています。窓枠や内部は焼け焦げています」。 この火事によるけが人はいなかったものの、半分ほどが焼けてしまった空きビル。警察によりますと、この建物は青山容疑者が借りていたものだということです。 近所に住む人は火事の前、青山容疑者がこのビルで店を開く準備をしていたと話します。 近くに住む人) 「自分で中を直しているのは見えていた。何かやるんだろうなと。噂ではリサイクルセンターみたいなのをやると聞いていた」。 近くに住む人) 「(本人から)店をやるんだと聞いていたから、物を片づけたりしていた。いい人だと思っていたけどね、若い人もいた。2人くらいいた」。 仲間と一緒に開店準備をしていたという青山容疑者。火事の後、火が移り屋根が焼けてしまった近隣住民のもとに、青山容疑者が菓子折りを持って謝罪に来たと言います。 近くに住む人) 「誠心誠意、謝っていると思った。その時は漏電って言っていたから、仕方ないと思っていた」。 「巻いていたコードから出火したというのは噂で流れてきた」。 青山容疑者が先月まで営業担当として働いていたという運送会社の社長は驚きを隠せません。 青山容疑者が先月まで勤務 運送会社社長) 「最初は部長という役職で入ってもらったが、それから1年2年経たないうちにお客さんから人当たりが良いので青山さんを役員にして頑張ってもらったらどうかということで、一応役員にした」。 「まさかこういうことになっているとは思ってもみなかった」。 社長は青山容疑者が3、4年前に、稲葉容疑者を会社に連れてきたと話します。

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