大阪市淀川区の高校で授業中の生徒に向けて自宅の窓から陶器とスプレー缶を投げ込んだとして、大阪府警は19日、高校の隣のマンションに住む無職の女(46)を殺人未遂の疑いで逮捕したと発表した。 調べに対し、「殺意を持って投げたことに間違いありません。生徒を黙らせてやろうと思い投げました」と供述し、容疑を認めているという。 淀川署によると、女は18日午前9時35分ごろ、大阪市淀川区宮原4丁目の自宅マンション10階の窓から、隣接する府立東淀川高校のテニスコートで体育の授業を受けていた女子生徒に対し、陶器製の貯金箱とスプレー缶を投げ込み、殺害しようとした疑いがある。 当時、生徒約20人が授業中だったが、けが人はいなかった。貯金箱は、女子生徒の約1.6メートルの距離に落下した。 女はこの直前、学校側に「授業の声がうるさい」とクレームの電話をしていたという。（渡辺萌々香）