大阪市の集合住宅でロシア人女性の遺体が見つかった事件で、大阪地検は強盗殺人などの疑いで逮捕されていた男性を不起訴処分としました。 不起訴処分となったのは静岡県に住む21歳の男性で、今年7月、大阪市浪速区の集合住宅の一室で、この部屋に住むロシア国籍の母親を数十回殴った上、首を絞めるなどして殺害し現金1万5千円を奪った疑いで逮捕されていました。 大阪地検は18日付けで男性を不起訴処分とし、理由については明らかにしなかったものの「証拠関係に照らした」としています。 男性は逮捕後の警察の取り調べに対しては黙秘していて、8月から今月までの間には刑事責任能力について調べる鑑定留置が行われていました。