廃棄物2.3トンを不法投棄疑い トルコ国籍の解体工を逮捕 埼玉

解体工事で出た産業廃棄物を不法投棄したとして、埼玉県警生活経済課は19日、川口市上青木西2の解体工、エディキリ・クルサット容疑者(21)=トルコ国籍=を廃棄物処理法違反(不法投棄)容疑で逮捕した。エディキリ容疑者は「捨てたことは間違いない」と容疑を認めている。 逮捕容疑は、何者かと共謀し、5月29日~30日ごろ、毛呂山町滝ノ入地内の山林2カ所に、川越市内の家屋など2カ所の解体工事で出た木くずや廃プラスチック類などの廃棄物約2・3トンを不法投棄したとしている。 同課によると、エディキリ容疑者らは下請け業者などを通じて仕事をもらっていたという。不法投棄することで適正な処理にかかる費用を浮かせていた可能性がある。また、エディキリ容疑者は法人登録や正式な屋号などがない業者で、別の人物から指示を受けて産廃を捨てに行っていたとみられる。他にも事件に関わった共犯者がいるとみて、余罪の可能性も視野に捜査を進めている。 県警には6月、毛呂山町役場から「毛呂山と越生に連続的にゴミが捨てられている。不審なダンプカーも見た」などと情報が寄せられ、県警が捜査していた。【板鼻歳也】

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