『国宝』がアメリカで賞レース開始 アカデミー賞に立ちはだかる競合「社会派作品」に勝算は?

『国宝』が、ついにアメリカで公開になった。 とは言っても、ロサンゼルスとニューヨークで、それぞれ1館、1週間だけの限定公開だ。目的は一般観客にチケットを買ってもらうことではなく、アカデミー賞国際長編映画部門の資格を得ること。本格公開となる来年2月までにアワード戦線で名前が挙がっていればおそらく人々の興味につながり、そこでようやく「興行成績はいくら」という話になる。 こうした事情から、この限定上映のための前売りが発売になった時点でユニバーサル・シネマAMC(ロサンゼルスのシネコン)が用意していたのは、最も小さいシアターだった。早くにかなり席が埋まったせいか、まもなく大きめのシアターがひとつ追加されたものの、限定公開も終わりに近づき、平日でもある現地時間19日には、また小さいシアターひとつに戻っている。

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