滋賀県警は25日、県内で橋の「銘板」を繰り返し盗んだとして、87歳の無職の男を窃盗の疑いで送検し、捜査を終了したと発表しました。 警察によりますと、長浜市の無職、押谷義暢容疑者(87)は、2021年から2025年にかけ、長浜市、米原市、彦根市、多賀町で橋の銘板あわせて7枚(約24万円相当)を盗んだ疑いがもたれています。 今年9月、米原市内の橋で銘板を盗んでいる男の姿を通行人が目撃。 通報を受け警察が現場にいた押谷容疑者を緊急逮捕し、自宅を捜索したところ、橋の名前や竣工日が記された20枚の銘板が見つかったということです。 このうち、警察は所有者が被害届を出していた7枚、長浜市木之本町の栃ノ木橋、同市余呉町の半明橋、米原市甲津原の矢谷橋などについて容疑を固め送検したということです。 押谷容疑者は警察の調べに対し、「収集目的だった」と容疑を認めていて、バールで橋の銘板を剥がして車で持ち帰ったと説明しているということです。