麻薬の取り締まり強化に向け関係機関が情報交換しました。一方、県内では法律の改正後初めて大麻を使用した疑いで、男が逮捕されています。 下野アナウンサー: 「九州地区8県の持ち回りで開催されていて、ことしは大分が会場です。関係機関が続々と集まってきています」 この協議会は、毎年この時期に開催されていて、国や各県の警察など45機関の82人が参加しました。 九州厚生局が「若い人が、大麻、密輸の受け取り役にアルバイト感覚で応募し薬物犯罪に関わってしまうこと」などを例に挙げ、「喫緊の課題に対処するため関係機関が持つ情報を交換し関係をより緊密にしたい」と挨拶しました。 その後の会議は非公開で、最近の薬物犯罪の傾向や裁判の事例などを共有したということです。 九州厚生局麻薬取締部によりますと、九州・沖縄ではおととしの1年間、覚せい剤で628人大麻の所持などで959人が逮捕されています。 一方、大分県警は大麻を不正に使用した疑いで、広島県出身の21歳の男を麻薬取締法違反の容疑で逮捕したと発表しました。 県警によりますと、男は2025年1月から4月にかけて県内や福岡県内などで大麻を不正に使用した疑いがもたれています。 中津市内で警察官が職務質問しその後、検査をした結果体内から大麻の成分が検出されました。 警察の取り調べに対し容疑を認めているということです。 2024年12月に医療目的以外の大麻使用を禁止する法律が改正され、拘禁刑7年以下の罰則です。法律が改正されて以降大麻使用での逮捕は県内で初めてです。