中国の拠点で特殊詐欺に関与した疑いで日本人と中国人計3人が逮捕された事件で、一部の容疑者が「当初カンボジアに拠点を置く予定だったが、摘発が相次ぎ中国に置いていた」と説明していることが27日、愛知県警への取材で分かった。かけ子には東南アジアの別拠点に移る予定も伝えていたという。 カンボジアでは5月に詐欺拠点とみられる施設で29邦人が拘束されるなど、摘発が相次ぐ。県警は国際的なネットワークを持つ組織が当局の目をかいくぐり中国で拠点を営んでいたとみて実態解明を進める。 県警は27日、詐欺容疑で、岐阜市、中国籍の無職呂明峰(35)ら3容疑者を再逮捕した。