稚内歯科医師会の前会長の男が横領の疑いで逮捕・送検された事件で、男が専務理事に就任した2009年以降、口座から不審な引き出しが相次いでいたことが分かりました。 稚内歯科医師会の前会長の井須孝弘容疑者は、去年4月から12月までに、歯科医師会の口座からあわせて370万円余りを横領した疑いが持たれています。井須容疑者は「間違いありません」と容疑を認めています。 関係者によりますと、井須容疑者が稚内歯科医師会の専務理事に就任した2009年4月以降、歯科医師会の口座から不審な引き出しや井須容疑者の口座への送金が相次いでいて、使途不明金は5000万円を超えるということです。