無免許で3台絡む事故起こし調書に他人の名前でサイン 使われた人が免許更新時に「身に覚えのない違反点数」で発覚 23歳のアルバイト従業員の男を私印偽造容疑などで逮捕 長野・松本市

松本市で無免許で事故を起こして、3人に軽いけがをさせた上、取り調べの際の供述調書に他人の名前を使って署名したとして、23歳のアルバイト従業員の男が3日、逮捕されました。 無免許過失運転傷害と私印偽造などの疑いで逮捕されたのは、松本市中山の23歳のアルバイト従業員の男です。 松本警察署の調べによりますと、男は、1月3日の午後3時半前、松本市深志の通称あがたの森通りで、無免許で乗用車を運転し、前から来て右折しようとした軽乗用車に衝突するなど、合わせて3台が絡む事故を起こし、軽乗用車を運転していた松本市内の当時45歳のパート従業員の女性ら乗っていた3人にむち打ちなどの軽いけがをさせた疑いです。 男はさらに、4月6日に、事故に関する取り調べの供述調書に他人の名前で署名した疑いが持たれています。 男は事故現場では、警察官に対し、供述調書に署名した他人の名前を名乗って免許不携帯と説明し、4月に警察に呼び出された際にも、供述調書に住所を含めて他人の名前を書き込んでいました。 その後、8月に、名前を使われた人が免許の更新をした際に、身に覚えのない人身事故の点数が登録されていたことを不審に思い相談したことから一連の犯行が分かりました。 警察は、4月の段階で本人の免許証を確認するべきだったとしていますが、名前を使われた人と男の関係や、男がなぜ無免許だったのかについては明らかにしていません。 男は容疑を認めているということです。

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