沢口靖子主演のドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系/FOD・TVerにて配信)の第10話が12月8日に放送された。主人公は、明るく元気なベテラン刑事・二宮奈美(沢口)。第10話は、板谷由夏演じる日本初の女性総理・桐谷杏子の娘の監禁動画がSNS上に投稿され、杏子が姿を消した。(以下、ネタバレを含みます) ■情報犯罪に立ち向かう刑事ドラマ 同作は、人気シリーズ「絶対零度」のシーズン5。記憶力に優れ人間観察や何気ない会話から情報を拾うのが得意な主人公・二宮奈美(沢口)が、捜査機関・情報犯罪特命対策室(通称:DICT<ディクト>)で、情報犯罪という顔の見えない敵に悩みながら向き合っていく。脚本は鈴木洋介氏、市東さやか氏、阿部凌大氏が担当。 ディクトの立ち上げを主導した内閣官房副長官・佐生新次郎を安田顕が、ディクトのメンバーで警部補の山内徹を横山裕が演じる。 ■佐生のこれまでの行動を疑う奈美 相次ぐサイバーテロに加え、不倫疑惑がSNS上で炎上し、杏子(板谷)は激しい誹謗中傷にさらされていた。娘・カナ(白本彩奈)の誘拐も進展がない。 二宮奈美(沢口靖子)は、カナの誘拐を世間の目から逸らすために不倫疑惑のフェイク動画を流した佐生新次郎(安田顕)に不信感を抱く。さらに、佐生がカナの出国を把握しながら杏子に報告しなかった事実を知った奈美は、これまでの行動は総理を追い詰めるためのものではないかと疑う。 ディクトでは、一連のサイバーテロと関係があるとされるシステムエンジニア連続殺人犯・野村翔(北代高士)の追跡を継続。山内徹(横山裕)と掛川啓(金田哲)が捜査に向かおうとした矢先、南方睦郎(一ノ瀬颯)が驚きの声を上げる。 ■カナの監禁動画が投稿される SNS上に誘拐されたカナの監禁動画が投稿されたのだ。削除要請を急ぐものの拡散は止まらず、清水紗枝(黒島結菜)が投稿元の特定を試みるが、混乱に便乗する偽アカウントが乱立し状況は混迷を極めた。 極秘案件だった誘拐事件は瞬く間に世界へ共有され、国家的危機に発展。佐生は杏子に緊急会見の開催を提案する。奈美はそのやり取りを聞きながら、佐生への警戒心を強める。 ついに杏子は会見でカナ誘拐の事実を世間に公表。会見を終えた杏子は極度の疲労をにじませながら奈美の付き添いを断り、ひとりで化粧室へ向かった。異変を察した奈美が後を追うも、既に杏子の姿はなかった。そのため、奈美は早見浩(松角洋平)に連絡を入れる。 ■約束の場所に向かった杏子 杏子は犯人からメールを受け取り、指示された通り一人で約束の場所へ向かう。清水が杏子の居場所を特定し、奈美が向かうと、杏子は絶望した表情で立ち尽くしていた。約束の場所には何もなく、犯人が杏子を弄んでいたのである。 その後、SNS上に次のサイバーテロの犯行予告が書き込まれる。ディクトはサイバーテロに関係があるシステムエンジニアの森宮の居場所を野村が知っていると判断。山内と掛川が野村を逮捕し、森宮を救出することに成功する。森宮によると、次のサイバーテロでは電力会社が狙われるという。 清水はサイバーテロを止めるため奮闘。その結果、ギリギリで阻止することができた。その直後にカナを海外に連れて行った沢北が帰国した情報が入り、南方たちが逮捕する。 そして、清水のデータ分析により、主犯格である久慈が都内にいることが分かる。さらに、車の走行ルートからカナの居場所が判明するのであった。 SNSでは「清水が凄腕すぎる」「清水が大活躍する回だった」「清水の力でカナを救ってほしい」と清水の活躍に言及する声が多数上がっていた。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部