【福岡2人刺傷事件】男(30)を送検 HKT48メンバー狙った可能性も

14日、福岡市のみずほPayPayドーム周辺で男女2人が刺された事件で、逮捕された男がアイドルグループ「HKT48」のメンバーを狙っていた可能性があることが新たに分かりました。 記者 「男女2人を刺したとみられる男の身柄が、検察庁に送られていきます」 男性を刃物で刺し、殺害しようとした殺人未遂の疑いなどで15日送検されたのは糸島市の無職、山口直也容疑者(30)です。この事件は、14日の夕方、福岡市中央区のみずほPayPayドームの周辺で男女2人が突如として包丁で刺されたものです。刺されたのは、福岡市中央区の40代の男性と、岡山県の20代の女性で男性は胸を刺されて重傷、女性は背中を刺され軽傷でした。ともに命に別条はないということです。 警察によりますと、山口容疑者は、男性に対する殺人未遂について「殺そうと思って刺した」と容疑を認めていて、女性が刺されたことについても関与をほのめかしているということです。先に刺された男性は現場周辺に劇場を持つアイドルグループ「HKT48」のイベントスタッフで、男性がみずほPayPayドームにある関係者用のエレベーターホールにいた山口容疑者に「関係者以外はいてはいけない」と声を掛けたところ、山口容疑者は無言で突然、バッグから催涙スプレーを取り出し男性の顔に噴射。その後、家庭用の包丁で男性の胸を刺しました。警察に対し、山口容疑者は「なぜそこにいるのかと言われ殺そうと思った」と供述しています。 これまでの調べで山口容疑者は「HKT48」の劇場に月5回ほど訪れる常連客で あったことが分かっていて、被害に遭った男性は山口容疑者の顔や名前を認識していたということです。現場はHKT48のメンバーがよくSNS用の写真を撮影している場所で、事件前日にも山口容疑者の姿が目撃されていて事件当日もスタッフらが警戒に当たっていました。警察は、山口容疑者がメンバーを狙っていた可能性も視野に動機の解明を急いでいます。

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