「あなたは重大事件に関わっている」警察官マツモト名乗る男 50代女性 33万9,340円だまし取られる 富山・黒部市

警察官や検察官を名乗る男から「あなたは重大事件に関わっている」などと電話で言われ、50代の女性が33万9340円をだまし取られる被害に遭いました。 黒部警察署によりますと12月13日、富山県黒部市に住む50代女性の携帯電話に、京都府警察署のスズキを名乗る男から電話があり「あなたは重大事件に関わっている」と言われました。 その後、捜査二課のマツモトを名乗る男に電話が代わり「偽造カードを使った疑いで男を取り調べており、50代女性から銀行のカードを売ってもらったと供述している、あなたに対して捜索差押令状や逮捕状が出ている」などと告げられました。 さらに検事のナカヤマを名乗る男に電話が代わり、「あなたが資金調査依頼の手続きをしなければ警察は捜査ができない」と言われました。 再びマツモトから「お金の流れを確認するので、あなたの口座から被害者の1人の口座にお金を振り込んでください。紙幣番号や金融リスト等の確認を行います。お金は5分から10分ほどで返金されます」などと言われました。 50代女性はマツモトの指示に従い、12月13日に金融機関のATMから指定された口座に33万9,340円を振り込みました。 その後、振り込んだ金額の返金がなく、かかってきた電話番号にもつながらなかったことから、50代女性が京都府北警察署に電話したところ、詐欺の被害に気づいたということです。 警察では、警察官や検察官などを名乗る不審な電話があった場合は、相手の名前や所属部署、公務員証を確認し、すぐに警察へ相談するよう呼びかけています。 また、「あなたのお金を預かる必要がある」などの電話は詐欺の手口であり、一人で悩まず家族や警察に相談するよう注意を促しています。

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