【ベルリン共同】ドイツ誌シュピーゲルは18日、ロシア産天然ガスをドイツに輸送する海底パイプライン「ノルドストリーム」が2022年に破壊された事件で逮捕されたウクライナ国籍の男が、当時はウクライナ軍の特殊部隊に所属していたと報じた。同誌はウクライナ国防省の内部文書を入手したとしている。 事件の首謀者とされる特殊部隊の元幹部は同誌の取材に、男が「私の指揮下にあった」と認めた。「パイプラインは軍事的に正当な標的だった」と主張する一方、男や自身の事件への関与について「個々の作戦に関して発言する権限がない」として証言を拒否した。 事件は22年9月に発生した。