“メンズエステ” と称する風俗店経営の富山大准教授「その通りです」初公判で起訴内容認める 3年半で3億5800万円の売り上げ(富山地裁)

メンズエステと称する店舗型の性風俗店を富山市の禁止区域で運営していたとして逮捕・起訴された富山大学准教授の男の初公判が、19日富山地裁で始まりました。裁判では3年半の間に3億5800万円の売り上げがあったことなどが明らかになりました。 風営法違反や恐喝など3つの罪に問われているのは、富山大学の准教授、滝谷弘被告(50)です。 起訴状によりますと、滝谷被告は風俗営業が禁止されている富山市内のマンションで「メンズエステ」と称した性風俗店を運営し、女性従業員に性的サービスをさせたとされています。 19日の初公判で、滝谷被告は「その通りです」と起訴内容を認めました。 ■3年半で約3億5800万円を売り上げたか… これまでの取材で滝谷被告は、女性従業員のスカウトやホームページの作成など店の宣伝に関わっていたとされ、調べに対し「金に困っていた」という趣旨の供述をしていました。 検察側は冒頭陳述で「被告はホームページの作成や管理の見返りに報酬を得ていた」と指摘し、店では性的サービスを指示するマニュアルが作成されており、少なくとも3年半で約3億5800万円を売り上げていた」と犯行の悪質性を主張しました。 ■ニセの借用証書で、現金だましとったか… また、滝谷被告が不倫相手の女性を脅し現金100万円をだまし取ったとされる恐喝罪についても審理されました。 検察側は不倫関係が家族にばれることをおそれた女性に対し「虚偽の借用証書に署名させるなどしてうそを信じ込ませ現金をだましとった」と犯行の計画性を指摘しました。 滝谷被告はこの女性を脅迫し、性風俗店で売春させたとして売春防止法違反の罪でも起訴されていて弁護側は今後、3つの罪について情状面で争う方針です。

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