福岡市でHKT48のスタッフらが刃物で襲われた事件で新たな情報です。 逮捕された男が「複数人殺そうと思った」などと話していることが捜査関係者への取材で分かりました。 「HKT48のメンバーを殺して自分も死のうと思った」 逮捕後の取り調べにこのような趣旨の供述をしている山口直也容疑者(30)。 14日、福岡市の「みずほペイペイドーム」施設内で、HKT48の男性スタッフ(44)を包丁で刺し、殺害しようとした疑いがもたれています。 その後の捜査関係者への取材で山口容疑者が 「複数人殺そうと思った」 「メンバーなら誰でもよかった」という趣旨の話をしていることが新たに分かりました。 事件の2日前には福岡県内の量販店で犯行に使ったものを含めて包丁を3本購入していて警察は計画的に犯行に及んだ可能性があるとみて調べています。 山口容疑者は事件の前日に所有する国産の高級SUV車で現場に訪れていましたが、捜査関係者によるとこの車のローンの返済が滞っていたことも確認されています。 こうしたことから警察は、生活が困窮した末に、犯行に及んだ可能性もあるとみて動機の解明を急ぐとともに、隣接する商業施設で背中を刺された女性(27)への殺人未遂の疑いも視野に調べを進めています。