郵送で偽の「逮捕状」、91歳女性が950万円だまし取られる 警察が注意呼びかけ

滋賀県警大津北署は12月19日、大津市の女性(91)が警察官や検事をかたる男らから現金950万円をだまし取られた、と発表した。特殊詐欺事件として捜査している。男らから、女性の名前が「容疑者」として記された偽の逮捕状などが郵送されたといい、同署は「郵送で逮捕状などを送付することはない」と注意を呼びかけている。 同署によると、8月15日、男らから「あなたの口座がマネーロンダリング(資金洗浄)に使われた」などと女性宅に電話があった。住所が聞き出され、女性の名前や実在の裁判官の名前が記された偽の逮捕状や捜索令状の請求書、第三者への口外を禁じる「誓約書」が送られてきたという。「無実を証明するには口座のお金を全て調べる必要がある」と言われ、女性は9月下旬、2回にわたって計950万円を指示に従って自宅の郵便ポストに入れ、だまし取られた。

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