注目ニュースを深掘りする「アクセスランキング」の特別編です。2025年配信した記事のうち、アクセス数の多かったものをランキング形式で振り返ります。年間アクセスランキング、どのニュース記事が多く読まれたのでしょうか。アクセスランキング特別編。関心が高かった2025年のニュースは? 【第10位】強盗致傷事件で実刑判決(10月29日配信) 2024年5月、南会津町で起きた強盗致傷事件で、ベトナム国籍の男2人に懲役13年の実刑判決が言い渡されたのを伝えた記事です。事件当時、北関東でも同様の手口で強盗を繰り返していた2人。男の1人は判決中に大声を出すなどして、裁判長から退廷を命じられたといいます。 【第9位】山中で熊に遭遇 ナタで反撃(10月9日配信) ことし世間を騒がせた「クマ」に関する記事。10月に檜枝岐村で、キノコ採りで山に入った60代の男性が、クマに襲われる被害がありました。男性は持っていたナタで反撃したそうですが、腕や足を噛まれるけがをしたということです。2025年県内でクマに襲われた人は24人と、過去最多を記録しています。 【第8位】“なりすまし詐欺”男を逮捕(7月16日配信) 県内でも後を絶たない、なりすまし詐欺事件で男が逮捕された記事でした。男の逮捕容疑は、棚倉町に住む80代の女性にうその電話をかけ、自宅を訪問し現金400万円をだまし取ったというもの。男が女性の自宅に向かう際に乗っていたタクシー運転手から警察に通報があり、逮捕につながったということです。 【第7位】参院選 森雅子氏当選確実(7月20日配信) 7月に行われた夏の参議院選挙で、自民党の森雅子議員の当選確実の一報を伝えた速報記事が7位にランクイン。参院選では、福島選挙区に5人が立候補し、現職の森さんは32万票あまりを獲得して4選を果たす結果となりました。 【第6位】元知事・佐藤栄佐久氏が死去(3月19日配信) 3月に老衰により亡くなった元県知事の佐藤栄佐久さんの訃報を伝えた記事。18年間、県知事を務め、原発立地県として国に注文を付けるなど、「物申す知事」とも呼ばれた佐藤さん。2006年には、東京地検特捜部に収賄の疑いで逮捕され、その後、無罪を主張しましたが懲役2年執行猶予4年の有罪判決が確定。その人生は劇的なものでした。 【第5位】いわき市で強盗殺人未遂事件(10月27日配信) 10月にいわき市で起きた強盗殺人未遂事件の発生を伝えたニュース。事件は、就寝中の女性が部屋に侵入してきた男に首を絞められスマートフォンが奪われたもので、逮捕された男はその後の捜査を踏まえ、傷害の罪などで起訴されています。 【第4位】車のマフラー雪に埋もれ…(2月10日配信) これからの季節注意したい事故に関する記事。記録的な積雪となった2月、磐梯町の60代男性が自宅敷地内の車の中で亡くなっているのが見つかりました。乗っていた車のマフラーが雪に埋もれていて、警察が駆けつけた時、車内に排気ガスの匂いが充満していたことから一酸化炭素中毒と見られます。雪深い場所に車を止める際は、マフラーが雪に埋もれていないか、しっかり確認するようにしましょう。 【第3位】またも東北新幹線止まる、連結部分で誤作動か?(8月24日配信) 8月24日に東北新幹線が上下線でおよそ3時間にわたり運転を見合わせたこのトラブル。3位にランクインしました。JR東日本によりますと「連結」か「分割」かで車両の電気回路を切り替える装置が走行中に何らかの原因で誤作動を起こし、異常が検知されたため、緊急ブレーキがかかったということです。東北新幹線を巡っては3月に走行中に連結が外れるトラブルが発生。原因究明と再発防止が求められています。 【第2位】パチンコ店で強盗事件(8月13日配信) パチンコ店の強盗事件。実は…8月、会津若松市のパチンコ店で現金およそ2800万円が盗まれたこの事件。当初は、強盗事件とみられていましたが、その後の捜査で、被害者とされていたパチンコ店の従業員も事件に関与した疑いが判明。この事件では、19歳の少年を含む11人が逮捕・起訴されました。 ▽記者による解説 捜査関係者によると、SNSなどで緩やかに結びつく集団・トクリュウによる犯行とみられています。すでに事件を計画したとみられる主犯格の男らの裁判が行われていて、事件の全ぼうが見えてくるものとみられます。 【第1位】受験生死亡事故で判決確定(10月2日配信) 痛ましい事件の後も相次ぐ飲酒運転。「娘の事件の後も、福島県では飲酒運転が後を絶たないと聞いており愕然としています。こんな酷い事件が起きた後も飲酒運転をする人の気持ちを理解できません」と遺族もコメントしました。2025年1月、JR郡山駅前で飲酒運転の車にはねられ、当時19歳の受験生の女性ら2人が死傷した事件。その判決を伝えた記事が最もアクセス数の多い結果となりました。この事故を巡っては、福島地裁が事故を起こした男に対し、懲役12年の実刑判決を言い渡していて、刑が確定しています。多くの人がこの事件に胸を痛めたはずなのに…その後も県内では、飲酒運転による検挙が後を絶たず、福島県が抱える交通課題の1つとして浮き彫りとなっています。 ▽記者の解説 県内の飲酒運転による検挙数は先月末時点で272件と、前の年の同じ時期と比べて26件増えています。増えた要因の1つには、酒を飲んで「自転車」を運転したことで検挙される人が増えたことがあげられます。車はもちろんですが、酒を飲んだら自転車や乗り物、すべてを運転しないという意識が改めて必要です。 この事故の発生から、2026年1月で1年を迎えます。もはや運転する人=個人の問題だけではなく、企業や組織、家庭のなかでも飲酒運転をしない・させない環境を社会全体で目指していかなければなりません。