“東大和の一夫多妻男” 判決直前の急死からまもなく1年…今も“妻たち”が「ハーレム館」で続ける共同生活

今年1月19日に亡くなった東大和の“ハーレム男”渋谷博仁被告(享年76)。 20年以上に渡って東京都東大和市で妻や元妻と共に“一夫多妻”生活を送っていた渋谷被告は、10代の女性2人にわいせつな行為をしたとして準強制性交罪などで、‘23年2月に元妻の千秋被告とともに逮捕・起訴された。だが、その判決が言い渡される前日に自宅で死亡。現場の状況から自殺とみられていた。 「渋谷被告は`03年頃に集団生活を始め、約一年間で9人の女性たちと結婚・離婚を繰り返し、それぞれに自宅の土地や建物の権利を贈与。`06年に、自宅に訪れた女性に対して、集団生活に加わるように強要したとして、脅迫と強要未遂で逮捕・起訴されました。その結果、懲役1年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受け、世間の注目を集めたことがありました。この事件の公判では“集団生活を辞める”と法廷で宣言していましたが、“一夫多妻”生活を続けていたようです。 その後、1人だけ財産を放棄して、集団生活を離脱しましたが、`12年に新たに妻が加わり、妻と8人の元妻、3人の子供の13人で共同生活を送っていました」(社会部記者) 渋谷被告が亡くなって約11カ月が経過し、東大和のハーレムはどうなっているのだろうか。12月中旬、東大和に足を運ぶと、“ハーレム館”は変わらず存在していた。近隣住民が明かす。 「実は`24年の12月に、渋谷被告とともに‘23年2月に起訴されていた女性(千秋被告)も自殺していました。その女性は、妻たちで買い物に行くときなどにリーダー的な役割を担っていましたね。 その翌月に渋谷さんも亡くなりました。当時は、パトカーが何台も来て、救急車、鑑識の車も来て、物々しい雰囲気でしたよ。 ただ、渋谷さんが亡くなったというだけで、1年経っても、女性たちはそのまま住んでいます。喧嘩する声が聞こえてくることはなく、近所トラブルを起こすこともありません」 渋谷被告が亡くなる3日前の1月16日には、共同生活を送っていた、千秋被告の妹も自殺していたと報じられている。自殺が続いた後も、なぜ集団生活は続くのだろうか。前出の近隣住民が推察する。 「一度目の逮捕時も報じられましたが、渋谷さんはどこにも身寄りのなくなった家出した娘たちを集めて共同体を始めたようです。女性たちから不満はほとんどなく、事件や騒ぎもほとんどありませんでした。 渋谷さんが亡くなってからもうすぐ一年が経ちますが、未成年がいるからでしょうか。何も変わらずに女性の共同体が維持されています。どこにも行き場のなかった女性たちにとっては、住みやすい共同体だったようですね」 女性たちによって運営される“元ハーレム”。今後どうなっていくのだろうか――。

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