「過失を認定することは困難と判断」阪和自動車道の逆走事故 危険運転致傷の疑いで逮捕の男性運転手を不起訴処分 和歌山地方検察庁

ことし8月、和歌山市の阪和自動車道を軽自動車で逆走し、ワンボックスカーと正面衝突して5人にけがをさせた疑いで逮捕された運転手の男性について、和歌山地方検察庁はきょう=26日付で不起訴処分としました。 大阪府和泉市の59歳の男性はことし8月、和歌山市の阪和道・下り線を軽自動車で走っていたところ逆走してワンボックスカーと正面衝突し、同乗者に乗っていた母親と、ワンボックスカーに乗っていた子どもを含む4人の計5人に重軽傷を負わせた危険運転致傷の疑いで逮捕されました。 男性は逮捕された当時、警察の調べに対し「事故の記憶が一切ありません。逆走した記憶もありません」と、容疑を否認していました。 その後の捜査の結果、和歌山地検は罪名を過失運転致傷に変更したうえで、きょう=26日付で男性を不起訴処分としました。 和歌山地検は「諸般の事情を考慮し被疑者の過失を認定することは困難と判断した」と説明しています。

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