教職員のカメラで児童・生徒の撮影禁止 盗撮防止で栃木県教委が指針

勤務先の栃木県立高校内に小型カメラを設置して盗撮したとして、男性教諭が逮捕された事件を受け、県教育委員会は学校現場での盗撮防止のガイドラインを策定し、県立学校に26日通知した。県教委が盗撮防止に特化した指針を示すのは初めて。 ガイドラインでは、教職員が個人のスマホやカメラで児童生徒を撮影する行為を「禁止する」と明記。さらに、教職員による深夜や休日の学校への出入りについて、学校側が事前申請などを通じて把握に努めるとした。 また、月1回は校内の定期点検を各校に求めた。点検は、不審なカメラの有無の確認など、100超の項目からなる専用のチェックシートを用いて複数人で行う。教職員の研修も計画的に実施する。 発端となった事件は8月に発覚。逮捕された男性教諭=懲戒免職=は性的姿態撮影処罰法違反などの罪で今月、有罪判決を受けた。 県教委高校教育課は「盗撮から児童生徒らを守る環境づくりをさらに進める」としている。【池田一生】

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