ワーストの滞納金2億円超…!韓国の元美しき大統領夫人「母親は所有不動産21件」家族ぐるみ金満生活

「美しきファーストレディ」として日本でも話題になった、韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)元大統領夫人・金建希(キム・ゴンヒ)被告(53)の裁判が注目されている。裁判は’25年4月の尹元大統領の退任後、今年9月から始まり現代も続いている。 「金被告は、株価の不正操作など10件以上の罪に問われています。収賄の総額は3億9000万ウォン(約4100万円)以上にのぼるとか。収賄額が1億ウォン(約1100万円)以上だと、韓国では無期懲役の判決が下ることもありうる。夫の尹被告も内乱の罪などで起訴されており、大統領夫妻そろっての逮捕は韓国史上初めてです」(韓国紙記者) だが、韓国の政治史に汚点を残すトラブルは尹、金両被告の夫婦間にとどまらない。金被告の母親、崔殷淳(チェ・ウンスン)氏(79)にも国内外から批判の目が注がれているのだ。 「崔氏には、韓国では全国ワーストの25億ウォン(約2億6000万円)もの税金(地方行政賦課金など)の滞納があります。にもかかわらず、今年12月15日の最終納付期限までに滞納課徴金を納めませんでした。 崔氏は国内に21件の不動産を所有しています。なかには43億ウォン(約4億5000万円)で購入した、ソウルの一等地のビルもあるんです。手に入れたのは’16年末でしたが、現在は不動産価格の高騰から90億ウォン(約9億4000万円)近くの価値があるとか。各自治体は崔氏の所有する不動産を差し押さえ、公的な資産管理団体を通じ強制売却する方針です」(同前) ◆証明書偽造で懲役1年の実刑判決 崔氏には、不正な方法で多額の収入を得て金満生活を送っていた疑惑がある。韓国情勢に詳しい『コリア・レポート』編集長の辺真一氏が解説する。 「崔氏は北西部・京畿道城南市の土地を購入する際、文書を偽って作成したとされています。’13年4月から10月にかけ4回にわたり銀行に349億ウォン(約37億円)が預けられたように残高証明書を偽装したとされるんです。後に起訴された内容によると、偽りの証明書を利用して被害者から数十億ウォン(数億円)を借りたが返済しなかったとされます(通帳残高証明書を偽造した罪で’23年11月に懲役1年の実刑判決)。 購入した土地は後に高速道路用地となり、価格が高騰しました。事前に高速道路計画を知っていたのでしょう。娘(金被告)の夫である尹被告は以前、ソウル中央地検長や検察総長を務め司法のトップにありました。義理の息子の権威があれば、多少の不正は見逃されるという甘い考えがあったと思います。次々と不動産を購入しグレーな方法でカネを儲け、家族ぐるみで金満生活を送っていたとされるんです」 韓国の特別検察は、重要参考人として崔氏だけでなく実業家である金被告の兄からも事情を聴取。金被告ファミリーに、他にも不正がなかったか捜査が進められている。

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