(CNN) イランでの政治的な混乱は3週目に入った。米国のトランプ政権が軍事介入を検討する一方、イラン指導部は「戦争の準備ができている」と警告している。 イランの最高指導者ハメネイ師は、米国の政治家について「欺瞞(ぎまん)」だと非難し、「裏切り者の傭兵(ようへい)」に頼るべきではないと警告した。国営メディアがハメネイ師の声明を伝えた。 イランの人権活動家が設立した通信社HRANAによると、反政府デモが始まってから2週間余りで、少なくとも503人のデモ参加者が死亡した。 ここまでの主な動きは次の通り。 米国とイランが接触:トランプ米大統領は、イラン側から交渉の連絡があったと明らかにした。情報筋によると、イランのアラグチ外相はここ数日、米国のウィトコフ中東担当特使と連絡を取っていたという。ホワイトハウスのレビット報道官は、政権に送られた非公開のメッセージは、体制側の公の発言とは異なると述べた。 インターネット遮断が続く:サイバーセキュリティー監視団体ネットブロックスによると、イランでのインターネットの遮断は96時間に達した。改革派寄りのメディア「イランワイヤ」によれば、治安部隊は衛星通信サービス「スターリンク」の利用も取り締まり、機器を所持しているとみられる人物の逮捕や住宅への捜索を行っている。 政権幹部が親政権集会に参加:国営メディアによると、ペゼシュキアン大統領と外相が首都テヘランで開かれた親政権の集会に参加した。国営放送IRIBの映像では、ペゼシュキアン大統領が複数の男性に囲まれ、参加者に手を振る様子が見られた。 イランが各国大使を呼び出し:イラン外務省は、最近のデモで参加者が行ったとする暴力行為の映像を提示するため、英国、ドイツ、イタリア、フランスの各国大使を呼び出した。 欧州議会がイラン外交官を締め出し:欧州議会の議長によると、欧州議会は反体制デモが広がっていることを受け、イランの外交官や政府代表の議会施設への立ち入りを禁止する。 親イラン武装組織が米国に警告:イラクで影響力を持つ親イラン武装組織カタイブ・ヒズボラは、米国に警告を発し、イランとの衝突の可能性に警鐘を鳴らした。