多発する「ニセ警察」に調布市が対策 オリジナルドラマで若者にも注意喚起

近年多発している「ニセ警察」詐欺被害への注意喚起を目的とした動画を調布市が制作し、1月8日、調布市文化会館たづくり(調布市小島町2)で開催された調布警察署主催「110番の日」イベントで初上映した。(調布経済新聞) ニセ警察詐欺は、犯人が警察官を装い、個人にSNSなどを使ってうその理由で「このままでは逮捕する」などと不安をあおり、金銭を要求したり、個人情報を不正に取得したりする詐欺手口の一つ。2024年後半ごろから被害が急増し、日常的にSNSを利用する20~30代の若年層にも被害が広がっている。 こうした状況を受けて調布市では、若年層にも効果的に注意喚起しようと、同市オリジナルの脚本による動画制作に踏み切った。調布警察署協力の下、産学連携協定を結ぶ城西国際大学メディア学部(千葉県東金市)と協働で、約20分の動画「若者探偵チリコ~ニセモノ警察編」を完成させた。 内容は、主人公「チリコ」が詐欺被害に遭った大学の友人から相談を受け、一緒に考えながら、詳細な手口や注意点などをコミカルに分かりやすく紹介していくドラマ仕立て。国際電話番号からの着信への注意や、警察はビデオ通話などを求めたりしないこと、警察手帳の画像や映像にだまされない、不安な時は相談することなどを呼びかける。ドラマには同署や警察官、同市総合防災安全課職員も登場し、よりリアリティーを高めている。 同市はこのほか、市内を拠点とする劇団「芸優座」の俳優がニセ警察に扮した市オリジナルポスターやステッカーを制作。ステッカーでは「だまされるな!」と呼びかけ、1月末まで京王線調布駅の自動改札機に貼付し、改札を通過する人に注意喚起するなど、対策に力を入れる。 同市総合防災安全課の森岡大貴さんは「警察、大学、市の3者が連携し、いかに分かりやすく手口や対策を伝えるかにこだわった。本物の警察官に実際の制服で出演してもらうことで、よりリアルに偽物との違いを映像で表現できたことは大きい。この動画を通して若い人達でも詐欺に合う可能性があること,詐欺の約8割である国際電話からの着信から。不審に思ったら迷わず警察に相談して欲しい」と呼びかける。 動画は同日、調布市公式ユーチューブチャンネルでの配信も始めた。

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