地面師か、司法書士を逮捕 大阪中心部の不動産登記、無断変更の疑い

地価の上昇傾向が続く大阪市中心部の不動産の持ち主になりすまし、本人に無断で所有権の移転登記をしたとして、大阪府警は14日、司法書士の男(34)ら2人を有印私文書偽造・同行使と電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕した。 捜査関係者への取材でわかった。 この不動産の所有権は司法書士とともに逮捕された男が代表を務めていた会社に移され、その後、売りに出されていたという。 府警は、2人が不正な不動産取引で金をだまし取る「地面師」グループの一員とみて、他の人物らの関与の疑いを含めて調べている。 捜査関係者によると、司法書士の男ら2人は他の人物らと共謀して昨年1月ごろ、大阪市北区の土地と敷地内の木造家屋2棟を、所有者の80代男性になりすまし、男性が三重県桑名市の会社(清算)に売ったとする虚偽の内容の書類を作成。それらを法務局に提出するなどし、不正に所有権の移転登記をした疑いがある。 関係者によると、この土地(約800平方メートル)と建物があるのは、JR大阪駅(大阪市北区)を中心とする関西屈指の繁華街・梅田から徒歩圏内。再開発が続く駅北側の「うめきた」エリアに近い中津3丁目の住宅街にある。 近年、付近では高層マンションの建設が相次ぎ、周辺の基準地価は2015年時点から住宅地で約20%、商業地で約130%の上昇率を示している。

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