社福法人「弘和会」前理事長を逮捕 羽咋の福祉避難所、人件費不正受給疑い 容疑を否認 不正最大1560万円か

能登半島地震後、羽咋市内に開設された福祉避難所の運営経費約210万円を不正受給したとして、羽咋署は15日、詐欺の疑いで、社会福祉法人「弘和会(こうわかい)」(輪島市)の前理事長、畝和弘容疑者(57)=羽咋市立開町=を逮捕した。畝容疑者は調べに対し、「だまし取った認識はありません」と容疑を否認。羽咋市は昨年9月、詐欺容疑で畝容疑者を刑事告訴し、不正受給額は最大で約1560万円に上る可能性があり、署が不正の全容解明を進める。 弘和会は地震直後から昨年3月まで、羽咋市の施設で高齢者らを受け入れた。逮捕容疑は2024年5月、勤務実態がない職員の人件費をだまし取ろうと市に虚偽の請求書を提出し、約210万円を不正受給した疑い。捜査関係者によると、15日午前、金沢市内で畝容疑者の身柄を確保した。 羽咋市は公益通報を受け、昨年2、3月に施設の立ち入り検査などを行った。結果、福祉施設「地域支え愛俱楽部 村友(むらとも)」に開設した福祉避難所で、24年1〜10月、夜勤手当や宿直手当などの人件費を不正に請求し、受給した疑いがあり刑事告訴。虚偽の出勤簿などが確認されたという。 羽咋市の岸博一市長は「今後の推移を見守るとともに、事件がしっかりと解明されることを望む」とコメントを出した。弘和会の担当者は「情報を把握しておらずコメントできない」としている。 弘和会のホームページなどによると、法人は2013年設立で、羽咋市と輪島市でグループホームや多機能型居宅介護施設、就労支援施設などを運営している。地震の影響で一部サービスを休止している。

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