容疑者「マフラーで首絞めた」、殺意は否認 大阪市営住宅の殺人事件

大阪市浪速区の市営住宅の一室で住人男性の遺体が見つかった事件で、大阪府警は21日、男性の首を絞めて殺害したとして、神戸市兵庫区の無職、河田悠愛(ゆいと)容疑者(20)を殺人の疑いで再逮捕した。 河田容疑者は、違法薬物の取引を巡るトラブルで人に追われて市営住宅に逃げ込んだと説明。「たまたま入った部屋で住人が騒いだので殴ったり、マフラーで首を絞めたりした」と話しているが、殺意は否認している。 府警捜査1課によると、死亡したのは住人の海本徳根さん(86)。逮捕容疑は19日午前4時前から午後1時半ごろまでの間、大阪市浪速区浪速東2の市営住宅の一室で、海本さんの顔を殴るなどした上で、首を絞めて窒息死させたとしている。2人に面識はなかったという。 事件は19日午後1時すぎ、「家に入ったら高齢男性が死んでいた」と容疑者本人からの110番で発覚した。府警は無断で部屋に入ったとして、河田容疑者を住居侵入容疑で現行犯逮捕。海本さんの死亡との関連を調べていた。 亡くなった海本さんは、町内会の役員を務めるなど地域活動に精力的だった。 近くに住む80代女性は「いつも1人で団地の草刈りなどをしてくれていた。口数は少ないが、『困ったことがあったらいつでも言って』などと声をかけてくれて優しい人だった」と悲しんだ。 50代の知人男性は「トラブルに巻き込まれるような人ではない。全く見ず知らずの人を襲うなんて許せない」と憤った。【斉藤朋恵、大坪菜々美】

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