マカオ、違法カジノ高利貸し従事の中国人2人逮捕…債務者を監禁して返済迫る

マカオ司法警察局は1月19日、マカオで賭博用途のカネの高利貸しに関与した上、返済不能に陥った男性ギャンブラー1人をマンションの部屋に監禁して返済を迫ったとして中国人(中国本土居民)の男2人(20代と30代)を逮捕したと発表。 同局によれば、同月18日午前、女性から家族が借りたカネで賭博をしたが負けてしまい返済不能に陥り、マカオ半島北西の沙梨頭エリアにあるマンションの一室で監禁されているらしいとの通報が寄せられたことから、すぐに捜査に着手し、しばらくして部屋を特定するに至り、同日夕方、無事に男性1人を救出するとともに、部屋の中にいた男2人を逮捕したという。 被害者は17日早朝、マカオ半島新口岸地区にあるカジノ施設付近で見知らぬ男からカネを貸すと声をかけられ、この話に乗り、先に利息分として3000香港ドル(日本円換算:約6万円)を引く、カジノのバカラゲームで勝った場合にベット額の2割を利息として支払うこと、借用書にサインすることを条件に賭博用途の現金3万香港ドル(約60万円)を借りることで合意。その後、この男は姿を消し、新たに現れた男2人(被疑者)による監視下で同エリアにあるカジノ施設内でプレイしたが、同日午前中に全額負け、この時点までの支払利息の合計は1万香港ドル(約20万円)に上っていたとのこと。 被害者は返済不能に陥った後、監視役の男2人にマンションの部屋に連れて行かれた上、監禁されたが、隙をみて家族に警察への通報を求める連絡を入れ、救出につながった。監禁時間はおよそ9時間にわたったとのこと。 逮捕時、男2人は2500香港ドル(約5万円)の現金、スマートフォン3台、被害者がサインした借用書などを所持しており、報酬を得て監視、取り立てを請け負っていたことが明らかとなったことから、高利貸し及び監禁(他人の行動の自由剥奪)の罪で検察院送致するとともに、逃走中の仲間の男の行方を追っているした。 マカオにおいては、アフターコロナでインバウンド旅客数が急回復する中、いわゆる「カジノ高利貸し」に絡む監禁事件がしばしば発生している。2024年10月29日、賭博目的の違法な両替や貸付に対する刑罰を強化した新法「打擊不法賭博犯罪法(違法賭博犯罪対策法)」が施行された。

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