ホストであることを隠し、マッチングアプリで出会った女性を違法に客引きしたとして、東京・歌舞伎町のホストクラブの男が逮捕されました。被害にあった女性は男が恋愛感情につけこみ、高額な支払いを要求してきたと訴えています。 竹岡容疑者のSNSより 「俺は歌舞伎の一番とか、日本一かっこいい男とか、世界一かっこいい男にしか興味がないんで」 自分について熱く語るこの男。 記者 「ホストの男が警視庁の捜査員に連れられて店から出てきました」 風営法違反の疑いで逮捕された竹岡拓人容疑者(27)です。 新宿区歌舞伎町のホストクラブ「AXEL by ACQUA」で、エレンの名でホストをしていました。 竹岡容疑者のSNSより 「年間10億円目指してます」 去年1年間でおよそ1億4000万円を売り上げていたという竹岡容疑者。しかし、華やかな世界の裏で繰り返していたのは、女性の恋愛感情につけこんだ卑劣な手口でした。 竹岡容疑者は去年、20代の女性2人に対して、ホストクラブに客として来るように執拗に誘った疑いがもたれています。 被害にあった20代の女性がJNNの取材に応じ、“だまされた”と訴えました。 被害にあった女性 「純粋に彼氏が欲しい気持ちだったのに、結局、恋愛感情を利用されて…」 きっかけは出会いを求めて利用した「マッチングアプリ」。去年5月、竹岡容疑者は現役の「ホスト」であることを隠し、「IT関係者」として女性に近づいてきたといいます。そして… 被害にあった女性 「(竹岡容疑者に)会ったその日に『いいなと思っている、彼女になって欲しい』と言われて」 女性は交際を始めました。しかし、一週間後、竹岡容疑者は突然、「ホスト」であることを明かし、東京・歌舞伎町の路上で女性にこう切り出したのです。 竹岡容疑者 「俺の全部を知って欲しいから来て欲しい。お店には彼女と伝えて安くしてもらうから」 被害にあった女性 「はじめは拒否していた。でもやっぱり、私も嫌われたくなかったし、これが最初で最後だと思って」 初めて訪れたホストクラブ。初回の請求は1時間、3万3000円でした。しかし、竹岡容疑者の要求はすぐにエスカレートしたといいます。 被害にあった女性 「1位を維持するために大金を援助して欲しいと。彼女として援助してくれたら『将来的には倍で返していくから』。『子ども何人欲しいね』とか、『こんな家がいいよね』とか、将来的なそういうのを見据えて」 将来の約束を信じた女性。貯金の全額を求められ、結局、一度に600万円を支払ってしまったと訴えます。この月、竹岡容疑者はナンバー1の座を獲得。その際、女性にセリフまで指示し、あたかも自発的に金を渡したかのような動画を撮影し、自分のSNSに投稿していました。 被害にあった女性 「すごい頑張ってほしいし、応援したいから。ちょっと多めに持って来たんだけど…」 竹岡容疑者 「こんなに!?すごいね…。びっくりしたわ」 しかし、さらなる資金援助を求められ、女性はだまされたことに気づいたといいます。竹岡容疑者に返金を求めましたが、その後、連絡は途絶えました。 被害にあった女性 「マッチングアプリを使う方は、大体は普通に恋愛したい方が多いと思うので。本当に許せないって思いが一番で、これ以上同じ被害者を出したくない」 竹岡容疑者はSNSで過去にこんな投稿も… 竹岡容疑者のSNSより 「俺が最も嫌いなのは、人から搾取した挙句、その人を捨てるという行為」 取り調べに対し、竹岡容疑者は黙秘しています。 警視庁は、竹岡容疑者が同様な手口で客引きを繰り返していたとみて、調べをすすめています。