「謎の男が握る米政界最大の禁忌とは――」。トランプが隠したい"エプスタイン疑獄"の全貌

トランプ大統領が本当に隠したいもの、「エプスタインファイル」とは? "疑惑の中心"である大富豪の謎を探る。 【他国攻撃の真の目的は「エプスタイン隠し」?】 ベネズエラを攻撃したかと思えば、今度はグリーンランドにご執心の米トランプ大統領。年明けから次々と騒ぎを起こしているが、その本当の狙いとしてささやかれているのが、トランプに向けられた「エプスタイン事件」への関与疑惑の隠蔽だ。 エプスタイン事件とは、アメリカの大富豪ジェフリー・エプスタインが2019年に未成年者への性的虐待や人身売買容疑で逮捕、起訴された後に自殺したとされる事件のこと。 エプスタインは政財界の大物から芸能人、学者まで幅広い交流を持ち、一部のセレブには性的なサービスを提供していたのではないかという疑惑がある。そして、その交友関係の中にトランプの名も含まれるのだ。 では、トランプはエプスタインの犯罪行為をどこまで知り、関与していたのか。あるいは無関係なのか。この問いこそが今、アメリカで関心を集め続けているのだ。 しかし気になるのは、これまでも脱税や元ポルノ女優とのスキャンダルの揉み消し、連邦議会襲撃事件の扇動まで数々の疑惑を抱え、一部では有罪判決を受けても「フェイクニュースだ!」と一蹴する〝無敵状態〟だったトランプが、エプスタイン疑惑に関してはいら立ちを隠さないこと。 そもそも誰もトランプを上品で清廉潔白な人物だとは思っていない。それなのになぜ、この問題にだけは神経質になるのか。そして、アメリカではなぜエプスタイン疑惑が燃え続けているのか。 これらの疑問について考える前に、エプスタイン事件について振り返っておこう。 エプスタインが最初に未成年者への性的虐待で逮捕されたのは06年のこと。フロリダ州の邸宅で少女らに金を支払って性的な行為をしたとして、08年に禁錮18ヵ月の有罪判決を受けた。 しかし、拘置中でも昼間は刑務所から出て働くことが許されたり、刑期が13ヵ月に短縮されたりするなど、異様に寛大な措置が疑問視された。 その後、19年にエプスタインは再び「14歳を含む未成年の少女数十人に対する性的虐待の疑い」で逮捕される。FBIの家宅捜索では、未成年の少女を含む人身売買を裏づける資料や数千点にも及ぶ性的な写真・映像が押収され、事件の実態が一気に浮き彫りになる。

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