【懲役30年求刑】教え子の女子児童8人への性的虐待事件「女性として見るように…」道場経営・永末哲也被告(62)法廷で語られた支配構造と犯行動機【裁判詳報・前編】

2018年から2024年にかけ、自分が経営する福岡県内の道場で、教え子の女子児童ら8人に性的暴行を繰り返したなどとされる永末哲也被告(62)。 強制性交等・不同意性交等・強制わいせつ・不同意わいせつ・性的姿態等撮影・児童ポルノ禁止法違反の罪に問われ、計11回起訴されている。 保護者からは「練習中は厳しいが、練習以外では子ども一人一人に優しく寄り添う側面もあった」と信頼されていた。 しかし、その信頼の裏で永末被告は、遅くとも2018年から教え子の女子児童たちに性的虐待を繰り返していた。 ■永末被告「女性としてみるように…」「衝動を抑えられなくなってエスカレートして…」 2025年11月27日の被告人質問。 丸坊主姿で法廷に現れた永末被告は、ぼそぼそと犯行に至った経緯を語った。 「だんだん本人に会うにつれて、話をするようになって仲良くなって、女性として見るようになってきました」 「最初はストレッチをする中で、体を触ったりとか、お尻を触ったりとかそういうことを始めました」 「それから自分の衝動を抑えられなくなってエスカレートしていきました」 被害者は女子児童たち8人。 いずれも永末被告が経営する道場の教え子だった。 被害者の一人は、徐々に性的知識を身に付ける中で、永末被告からの行為によって妊娠したのではないかと不安に思うようになった。 誰にも相談できず、ついには保護者の前で泣き出すまで追い込まれていた。 ■逆らえば不利益 指導者の立場を利用した支配構造 なぜ被害児童たちは抵抗できなかったのか。 永末被告自身が被告人質問で認めた構図がある。 永末被告は道場の経営者であり、昇級試験の試験官でもあった。 被害を受けた児童たちの多くは大会での入賞などを目標に熱心に練習に取り組んでおり、永末被告に逆らえば”昇級ができない””大会に出させてもらえない””口をきいてもらえない”といった不利益を恐れていた。 永末被告は 「私は先生であり、指導員であるということを彼女が認識して逆らえないというふうに思ったんだと思います」 と述べた。

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