■“息子”装った21歳 いわゆる「受け子」として高齢男性から現金をだまし取ろうとした罪に問われた男に、熊本地方裁判所は執行猶予付きの判決を言い渡しました。 判決を受けたのは、福岡市西区に住む解体作業員、尾﨑泰杜被告(21)です。 尾﨑被告は去年4月、仲間と共謀して熊本県美里町の80代の男性に息子を装って電話をかけ、現金をだまし取ろうとした詐欺未遂の罪に問われています。 ■「だまされた」男性が自ら気付き… 判決などによりますと、SNSを通じて仕事を探していた尾﨑被告は、秘匿性の高いアプリを使って仲間とやり取りをしていて、現金を受け取るために男性の自宅を訪れました。 しかし、だまされていることに気付いた男性から通報を受けた警察が現行犯逮捕しました。 これまでの裁判で尾﨑被告は「詐欺だとは知らず、共謀したつもりはない」と無罪を主張する一方、検察側は懲役4年を求刑していました。 ■「グレーなバイト」と説明され 2月25日の判決で、熊本地裁の賀嶋敦裁判官は「グレーなバイトだと仲間から説明を受け、身分を偽るように指示されていたことから、詐欺だと認識していたと推認できる」と指摘しました。 さらに「報酬目的で安易に参加し、強い非難は免れない」として、懲役2年6か月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。