認知症の介護で怒鳴り声も… 94歳の母死亡 息子を逮捕

94歳の母親に暴行したとして64歳の息子が逮捕されました。「階段から引きずり降ろした」。認知症の母親を1人で介護していたといいます。 94歳の母親を暴行したとして逮捕された息子。認知症を患っていた母親はその後、死亡。息子は介護していました。 周辺では怒鳴り声が毎日のように響いていました。 94歳の母親にけがをさせた傷害の疑いで逮捕された佐藤尚容疑者(64)。現場は東京・杉並区の住宅です。 佐藤容疑者は母親を風呂場に連れて行く時、階段を引きずり下ろし、けがをさせた疑いが持たれています。 1日午前2時前、佐藤容疑者から通報が入ります。 佐藤容疑者 「母親の意識がもうろうとしている」 母親の重子さんは後頭部を強く打ち、死亡しました。 警視庁によりますと、佐藤容疑者は認知症の重子さんの介護をしていたということです。付近の住民は普段から怒鳴り声が聞いていました。 周辺住民 「『なんで俺に迷惑掛けるんだ』『何回言ったら分かるんだ』と。(自宅前を)通りながら聞こえた」 「(Q.怒鳴り声はいつごろから?)そんな前じゃない。1、2年くらい。頻繁になったのは、そのくらい。その前まではおばあちゃん、元気に自転車で外に出ていた」 「一日のなかでも何回も聞こえていた。『お前は俺がいないと生きていけないぞ』みたいな。認知症が進んできたころ、迷子になったりすると『また息子に怒られるわ』と言っていた」 「物干しで干したりしていると、大きな声で怒鳴っている声は聞いた。『枕をどこへやった』とか、暖かい時だと『俺のシャツはどこへやったんだ』とか。息子さんも病気かなんかして働けないような形だと聞いた。おばあちゃんも可哀想だし、息子さんも大変だと思う」 取り調べに対し、衣服を汚した重子さんを風呂場に連れていく際のことを「一番早くたどり着けると思ったからやった。暴行した認識はなかった。憤りを感じた」と供述しています。 警視庁は司法解剖して死因を詳しく調べることにしています。

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