漫画「おやすみプンプン」などで知られる漫画家・浅野いにお氏が2026年3月2日にXを更新し、小学館の漫画アプリ「マンガワン」が、漫画家の性加害を把握しながら別名義で起用していた問題を受け、「小学館の全社的な問題として向き合ってください」と訴えた。 ■「小学館で連載している身として発言します」 マンガワンの問題では、小学館が2月28日に「会社として管理監督責任を問われる重大な事案であり、人権・コンプライアンス意識の欠如があった」などと公式サイトで謝罪している。 発表によると、過去に児童買春・ポルノ禁止法違反(製造)の罪で罰金刑を受けた、漫画「堕天作戦」の山本章一氏を、別のペンネーム「一路一」に変更し、新連載「常人仮面」の原作者として起用していた。本来は起用すべきではなかったとしている。 また3月2日の発表では、強制わいせつ容疑で逮捕・起訴され、その後有罪判決を受けていた「アクタージュ act-age」の原作者・マツキタツヤ氏を、八ツ波樹という別のペンネームで「星霜の心理士」の原作に起用していたという。小学館は第三者委員会を設置すると報告し、「星霜の心理士」の更新を一時停止するとした。 こうした中、浅野氏が2日、「マンガワンに関して。小学館で連載している身として発言します」とXで切り出し、「小学館はこれをマンガワン編集部だけの問題とせず、小学館の全社的な問題として向き合ってください」と訴えた。 そして、「特にマンガワンでのオリジナルの連載作家が大きな機会損失を被っていることに対する金銭の補填、希望があれば連載移籍先の確保等、会社として責任のある具体的フォローを強く求めます」と要望した。 その後、一般ユーザーのリプライに対し、浅野氏は「漫画家が出版社に振り回されるのが耐えられなかったんだよ」と投稿した経緯を明かした。