【AFP=時事】中国・香港の裁判所は3日、銀行員の英国人男性にレイプされたと虚偽の通報をした英国人の女に対し、恐喝と司法妨害の罪で有罪判決を言い渡した。実刑が下される可能性がある。 イザベル・ローズ被告(25)は、男性とタイで出会い、2024年1月に香港で再会した。 同年2月、再会の数日後に男性にレイプされたとして被害届を出した。 だが、男性は逮捕されたが不起訴となり釈放され、ローズ被告は恐喝と司法妨害の罪で起訴された。 検察は、ローズ被告が「警察に虚偽の通報をする」と脅迫し、男性から最大10万ポンド(約2100万円)を脅し取ったとしている。 区域法院のアドリアナ・ノエル・ツェ・チン判事は、検察側が「両罪について合理的な疑いを超えて証明した」「(ローズ被告の)要求は不当だった。レイプの申し立ては虚偽だった。被告は自身の申し立てが虚偽であることを知っていた」と述べた。 ローズ氏は7月22日の量刑言い渡しまで勾留される。香港法では、どちらの罪も拘禁刑を科される可能性がある。 有罪判決を言い渡されると、ローズ被告は泣き崩れた。 ローズ被告は被告人席で、「家に帰りたい。怖い、本当に怖い」「本当にこんなことが起こるの?」と述べた。 裁判資料によると、ローズ被告と男性は2024年1月31日、香港のアパートで同じベッドで一緒に寝た。 2月2日、男性はローズ被告に5000ポンド(約105万円)を送金し、さらに現金を送ると述べた。 だが、ローズ被告は「要求額がエスカレート」させ、男性が払えなくなるとレイプされたとして警察に被害届を提出した。 ツェ判事は、2人が「同意に基づいて親密な行為」をしたと判断し、当時の医学的検査では「性行為があったかどうかは確認も否定もできなかった」と付け加えた。 ローズ被告の母親アイシャ・ベルさんは判決言い渡し後、記者団に対し、娘の心身の健康を心配していると語り、「娘は26歳の誕生日を拘置所で過ごすことになる」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News