【03月07日 KOREA WAVE】韓国で「江北モーテル連続殺人」と呼ばれる事件を巡り、容疑者と男性被害者とみられる人物とのメッセージのやり取りが公開され、波紋が広がっている。 登録者約71万人を持つユーチューバーのキムウォンは、自身のチャンネルで容疑者と被害者と推定される男性とのカカオトークの画面を公開し、犯行前後の状況を分析した。 公開されたメッセージには、容疑者が待ち合わせの提案から宿泊先への誘導まで主導していた様子が含まれている。 やり取りの中で容疑者は「明日、スユ駅の近くで会いませんか。翌日は出勤ですよね。近くで会いましょう。明日6時ごろは大丈夫ですか」と、場所と時間を具体的に調整していた。 さらに「部屋を取って食事をしましょう。一人暮らしにはロマンがありますか。一人暮らしの部屋に遊びに行きたいです」と積極的に誘いをかけていた。 別のメッセージでは「おいしい店を知っているが配達だけだ。部屋で飲みますか。配達しかできないので部屋を取って食べるしかない」と、室内で2人きりになる状況を提案する内容もあった。 また「カカオトークのほうが楽ですか。電話番号を教えてください」と、自ら連絡先を求める場面も確認された。 捜査当局によると、被害者からはベンゾジアゼピン系薬物が検出された。 さらに容疑者の住居からは大量の二日酔い解消剤が見つかったとされる。 公開されたメッセージには、コンビニで二日酔い解消剤を複数購入したという証言と一致する内容もあり、疑念が強まっている。 一方、遺族側は初動捜査の対応を強く批判している。 被害者の遺族の代理人は3日、「警察は1月初めに傷害事件として受理し、2月初めには有力な容疑者を特定していたにもかかわらず、直ちに逮捕しなかった」と主張した。 遺族側は、最初の死亡事案の後も出頭要請や家宅捜索が遅れ、その間に追加の被害が発生したと指摘している。 また「有力容疑者を特定していながら、行動追跡や監視など基本的な措置を取らなかったのは適切な捜査だったのか」と疑問を呈した。 さらに2人目の死亡直後に遺族が警察署を訪れたにもかかわらず、事件の性格について十分な説明を受けられず、連続犯行であることを報道で知ったとも明らかにした。 遺族側は、捜査担当者の責任追及と公式謝罪に加え、重大事件での迅速逮捕マニュアルの整備や、遺族への捜査状況通知の義務化などを求めている。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News