イラン警察長官、反政府デモ参加者は「敵として扱う」と警告 1月の弾圧で数千人死亡

【AFP=時事】中東での紛争をきっかけにイランで大規模な反政府デモが再燃する懸念が高まる中、同国警察のアフマド・レザ・ラダン長官は10日、イランの敵を支持する反政府デモ参加者は、敵として扱うと警告した。国営イラン放送(IRIB)が報じた。 ラザン氏は、「敵の意向に沿って行動する者がいれば、もはや単なる抗議デモの参加者ではなく、敵として扱う」「敵と全く同じように扱う」と述べた。 さらに、「われわれの部隊は皆、革命を守る準備はすべて整っている」と付け加えた。 イランでは昨年12月に始まった経済危機をめぐる市民の抗議デモが反政府デモに発展したが、1月に当局によって弾圧された。 当局は反政府デモを「暴動」と見なし、ラダン氏は参加者に対し、自首しなければ法の許す範囲で最も重い罰を科すと最後通牒を突きつけた。 イラン当局は、反政府デモで治安要員や居合わせた人を含む3000人以上が死亡したことを認めているが、暴力行為は敵対勢力が煽動(せんどう)した「テロ行為」によって引き起こされたと主張している。 一方、米国に拠点を置く米国に拠点を置く人権団体「人権活動家通信社(HRANA)」は、イラン当局による弾圧で反政府デモの参加者ら7000人以上が殺害されたと記録しているが、実際の死者数ははるかに多い可能性がある。HRANAによると、逮捕者は5万人以上に上った。 ドナルド・トランプ米大統領は当初、反政府デモの参加者を応援し、彼らのために介入するとイラン政府を脅していたが、間もなく関心をイランの核開発計画の脅威に移した。 米国は2月28日にイスラエルと共同で対イラン軍事作戦を開始。これに対しイランはイスラエルおよび中東各地の米軍基地に対する報復攻撃を開始した。【翻訳編集】 AFPBB News

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