〈23歳“美人令嬢”の失踪事件…「目が大きく、鼻筋の通った」「男勝りで成績優秀」歴史に残る一大スキャンダルになった理由とは〉 から続く いまから118年前。1908年3月に起きた、ある「心中未遂」は、当時連日新聞にセンセーショナルに報じられて時代を画す一大スキャンダルになった。男性は著名な作家・森田草平となり、女性は日本の女性解放運動の“旗手”平塚らいてう(雷鳥)となるが、「事件」の真相はどうだったのか、そして、なぜそれほどの騒ぎになったのか。 東京を飛び出した2人は、直線距離にして100km以上離れた栃木・塩原(現那須塩原市)で発見・保護され、その後ーー。当時の新聞記事は見出しはそのまま、本文は現代文に書き換え、適宜要約する。文中いまは使われない差別語、不快用語が登場するほか、敬称は省略する。(全4回の2回目/ 続き を読む) ◆ ◆ ◆