5年越しで夫を起訴 かつて妻殺害容疑で逮捕も処分保留で釈放…弁護士「有罪に持ち込む意地と慎重さで5年かかった」

妻を殺害した疑いで5年前に逮捕、その後、処分保留で釈放された男が先週、殺人罪で起訴されました。 5年の歳月を経て進展した事件。 亡くなった女性の母親が取材に応じ「『やっとここまできたな』という気持ちです」と心境を明かしました。 事件は2020年11月、東京・国立市にあるマンションで起きました。 9階に住んでいた高張潤被告の妻で、当時41歳の麻夏さんがベランダから転落して死亡したのです。 警視庁は当時、遺体のまぶたに窒息した時にみられる出血痕があることなどから、事件とみて捜査。 2021年の2月に麻夏さんを殺害した疑いで、高張被告を逮捕します。 ところが翌月、検察が処分保留で釈放。 23日、取材に応じた麻夏さんの母親は高張被告の釈放が決まった際の複雑な心境について「(高張被告が)家に帰って普通の生活ができるようになるというのは、一体なんだろうな?っていう気持ちではありました。もうずっと同じ気持ちですね。悲しいのとか悔しい、怒りとか…」と明かしました。 元検事の西山弁護士は一度、無罪判決が出た場合、再び同じ罪に問えないため慎重になった可能性があると指摘します。 レイ法律事務所・西山晴基弁護士: 釈放したタイミングでおそらく担当の警察や検察官も、かなり悔しい気持ちはあったのかなと。他方で無罪になってしまった時のリスクはかなり大きいと考え、慎重を期しての(釈放という)苦渋の決断だったのかなというふうに思う。確実に本当に有罪に持ち込む意地と慎重さが、今回5年かかった理由。 麻夏さんの母親は、孫である麻夏さんの子供と一緒に過ごしているといいます。 死亡した麻夏さんの母親: 保育園などに行って他の友達の親御さんが迎えに来たり、一緒にいる姿を見ていますので、そこらへんはとてもふびんで耐えがたいですよね。この間の卒園式の時もお墓参りに来て「卒園したよ」っていってきましたし、折に触れママがいないってことはもう本人はわかっていて…。(私の妹や)私の息子や嫁たちもみんなサポートしてくれるので、寂しさを感じさせないよう頑張っています。

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