【追跡事件簿】「日本で荷物を受け取る仕事がある」 短期滞在の在留資格で特殊詐欺の受け子に 「ヒットアンドアウェー型」熊本県内でも確認

短期滞在の在留資格で来日し、犯行を重ねて出国する-。ボクシングの戦法になぞらえ「ヒットアンドアウェー型」と呼ばれる手口の特殊詐欺被害が熊本県内で確認された。「短期間に一気に稼いで海外に逃げようとしているためか、被害額が大きくなるケースもある」(県警捜査幹部)。県警は、国際化する詐欺の手口に警戒を強める。 県警は2月、マレーシア国籍の20代の男を詐欺容疑で逮捕した。男は昨年7月、氏名不詳者らと共謀。県内の高齢男性に「現物の金を受け取り、ドルに両替して取引口座に送金する」などと交流サイト(SNS)でうそを言い、福岡市のホテルロビーと熊本市のショッピングセンターのフードコートで3回にわたって金の延べ棒計2・4キロ(約4150万円相当)をだまし取った疑いがある。 男は特殊詐欺における「受け子」で、指示役から伝えられた高齢男性の服装を手掛かりに男性に接触。持ってきた現金の紙幣番号を暗号代わりに男性に示してお互いを確認し、紙袋に入った金の延べ棒を受け取った。この間、会話を交わすことはなかったという。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする