毎週水曜日のくらしと健康企画「元気〇らいふ」。15日は「警察をかたる詐欺」についてです。2月に久慈警察署で働く、本物の警察官にも詐欺の電話がかかってきました。その手口と被害に遭わないための対策を紹介します。 ニセ警察官 「高知県警の方から、警視庁本部の方に捜査協力の要請を受けてご連絡させていただきました」 これは2月、久慈警察署で働く30代の男性警察官にかかってきた「警察をかたる詐欺」の電話です。 その内容は、犯罪で得た金を複数の口座に送金し出所を分からなくするマネーロンダリング事件で「あなたの口座が利用されている」などと告げて、捜査のために東京の警視庁や高知県の警察本部まで出頭するように誘導するものでした。 話を聞くと、電話は昼の休憩中にかかってきたそうです。 久慈警察署の警察官(38) 「着信があった時に、スマートフォンの画面に、もう、番号が『+』から始まっている番号が表示されたし、番号の末尾4桁が0110だったので、これは、今はやりの国際電話の詐欺の電話が来たなと思いました」 かかってきた番号は、国際電話を示す、「+」から始まり、警察署の電話番号の末尾を偽装する「0110」でした。 ニセ警察官は、事件で逮捕したという容疑者の名前を伝えてきました。 ニセ警察官 「【西野彩香】この逮捕している【西野彩香】ですね。この方と何かお知り合いのご関係はありますか?」 本物の警察官 「あるかもしれません」 ニセ警察官 「・・・・」「もしもし・・・」 本物の警察官 「あるかもしれません」 ニセ警察官 「おうふ」 本物の警察官 「あ、私、近くにいるので、じゃあ警視庁に出頭します!名前に心当たりあるので」 ニセ警察官 「あう、もし、それと・・・」「●●さんが岩手県っちゅうこともわかっております」 本物の警察官 「はい」 ニセ警察官 「これ、それを・・・」「何で、んっ、あの、まぁ言ったらウソ・・・」「あの、と、・・・警視庁ほん・・・」 この時、男性警察官が「逮捕した容疑者に心当たりがあるので警視庁に出頭する」と話すと、最終的に、ニセ警察官は慌てて、自ら電話を切りました。 男性警察官は、詐欺の電話がかかってきた時は、すぐに録音しようと心がけていました。 久慈警察署の警察官(38) 「【あなたの住所分かってます。岩手の人ですよね】という話を されたときには、やっぱりドキッとしたし、特殊詐欺、警察官かたりの詐欺が今非常に多いので、県民の方の一つの参考として、【行きますよ】と一言いって電話を切るとか、そういうのでも全然かまわないんだなと思ってもらえれば」 愛媛県では80代の女性が、2025年12月から2026年2月にかけて警察をかたる詐欺で金をだまし取られました。被害金額は、全国で過去最も高いおよそ12億円です。 県内でも盛岡市の70代の女性が3月中旬から4月上旬にかけて、合わせて、およそ2000万円をだましとられました。 県警によりますと、県内では、1月から3月末までに、警察をかたる詐欺を11件認知していて、被害額はおよそ1億200万円となっています。 この中、詐欺の被害にあわないために、警察庁がオススメする対策があります。 それが、「詐欺対策by NTTタウンページ」というアプリです。 これは、警察庁などが把握する詐欺に使用された可能性が高い電話番号の着信を自動で遮断したり、警告を表示したりするもので、無料で利用できます。 久慈警察署 髙橋渉 生活安全課長 「もちろん100%防げるというわけではなくて、最終的には本人の防犯意識にはなると思うが、少しでも過去のデータを集約したもので、アプリの機能を使って、物理的に(詐欺の)電話からの着信を防いでくれるという機能はすごくいいと思うのでぜひ活用してもらえればと思う」