東京都足立区の国道で昨年11月、盗難車が暴走し2人が死亡、12人が重軽傷を負った事故で、警視庁交通捜査課は16日、このうち7人にけがを負わせたなどとして、傷害と道交法違反(ひき逃げ)、器物損壊の疑いで、足立区六月の職業不詳、横尾優祐容疑者(38)を追送検した。 この事故では、横尾容疑者が自動車販売店から盗んだ車を運転中、パトカーの追跡を逃れようと、横断歩道や歩道などで車を約270メートル暴走させた。これまでに自動車運転処罰法違反(危険運転致死)や殺人容疑などで逮捕され、東京地検が1月から鑑定留置をし、刑事責任能力の有無を調べている。 追送検容疑は、昨年11月24日午後0時半ごろ、足立区梅島の国道で信号待ちをしていたトラックに車を衝突させて玉突き事故を起こし、車4台の男性計7人に軽傷を負わせた上、街路樹を損壊させて逃走したとしている。 警視庁は、横尾容疑者が男性らにけがをさせることを認識して故意に衝突したと判断し、傷害容疑を適用した。