リオデジャネイロ州検察庁(MPRJ)は4月15日(水)、マラカナンで行われるフルミネンシ対インデペンディエンテ・リバダビア戦(21時30分開始、2026年コパ・リベルタドーレス第2節)において、キャンペーン「(私たちは監視している)」を再開する。この試合はラジオ・ナシオナウで中継される。 MPRJの同キャンペーンは、リベルタドーレスおよびスダメリカーナといった国際大会の試合における人種差別および外国人排斥(ゼノフォビア)犯罪の未然防止と摘発を目的としている。 スポーツ・サポーター保護特別行動グループ(Gaedest)の検察官らは、リオ市内のスタジアムで開催されるすべての試合に立ち会い、観客席の状況を監視するとともに、人種差別やゼノフォビア行為が現行犯または通報によって確認された場合には、即時に対応にあたる方針だ。 ブラジルサッカー連盟(CBF)および南米サッカー連盟(コンメボル)の支援を受けて実施されているこの取り組みは、2025年に初めて導入され、シーズン序盤から成果を上げている。 フルミネンシの本拠地マラカナン、ボタフォーゴの本拠地ニウトン・サントス競技場での試合では、3人のサポーターが人種差別行為の現行犯で摘発され、逮捕・訴追された。MPRJの対応により、サポーター・大規模イベント特別裁判所は、2年の禁錮刑に加え、3年間にわたりスポーツ、芸術、文化関連の会場への立ち入りを禁じる処分を科した。 「人間関係の根幹にあるのは相互の尊重であり、人種差別やあらゆる差別と闘うことは、我々の活動において決して譲れない原則です。今回の取り組みは、選手、サポーター、サッカーを愛する人々、そして南米サッカーに関わるすべての人々に対し、競技場内外を問わず、サッカーを理由とした犯罪行為に立ち向かうという集団的な責務を促すことも目的としています。MPRJは、法を犯す者を迅速かつ確実に司法の場へ導くため、常に警戒を続けます」と、Gaedestのコーディネーターであるマルシオ・アウメイダ検察官は述べている。 また、MPRJは同じく15日(水)、観客への啓発を目的としたキャンペーンの広報動画を公開した。映像は報道機関のほか、スタジアム内の大型スクリーンや各種SNSでも配信され、フラメンゴ、フルミネンシ、ヴァスコ・ダ・ガマ、ボタフォーゴの協力を得て展開される。 動画では、より安全で敬意ある観戦環境をつくるためには、サポーターや試合運営に関わるすべての関係者が積極的に参加することの重要性を強調し、「通報はすべての人の責務」であると呼びかけている。映像には、リオの4クラブの選手をはじめ、サポーター、ジャーナリスト、インフルエンサー、スタジアムで働く警備・運営スタッフ、そして検察官らが登場している。 (記事提供/Agencia Brasil、構成/麻生雅人)