京都府南丹市で、小学生の息子の遺体を遺棄した疑いで父親が逮捕された事件で、安達優季容疑者(37)が、学校から連絡を受ける前に、関係先に「子どもがいなくなった」という旨の連絡をしていたことが、新たにわかりました。 結希くん(11)の遺体が見つかってから、きょう(20日)で1週間。週末にも、多くの人が、献花に訪れました。 小学校の教員 「自分自身も小学校の教員をしているので、今回の事件をニュースで聞いてすごく胸が痛かった。自分が担任していた子たちと同い年の子が亡くなったと聞いて、手を合わせに来れたらなと」 京都府在住 「本当に気の毒だなと思って…。なくなった命はかえらない。正直に事件の全てを語ってもらえたら」 息子の遺体を遺棄した疑いで逮捕された、安達優季容疑者。先月(3月)23日朝から今月(4月)13日までの間に、山林など数か所に遺体を移動させたとみられていますが、その後の捜査関係者への取材で、安達容疑者のスマートフォンに「遺体を遺棄する方法」を検索した履歴が残っていたことが分かりました。 警察は、遺棄に使われた疑いがあるとみて、先週金曜日(17日)に安達容疑者名義の車を押収していますが、この車に関しても新たな情報が。 警察によると、これまで、安達容疑者の車が学校近くまで移動していることは確認されていましたが、捜査関係者によると、行方不明になった3月23日の朝以降のドライブレコーダーの一部の映像が、消えていたことが新たにわかりました。 これまで安達容疑者は、3月23日の朝、結希くんを小学校近くまで車で送って行ったあと、行方が分からなくなったと説明していました。ただ、捜査関係者によりますと、結希くんが自宅で朝食を食べ、家を出たところまでは、親族により確認されていますが、実際に車に乗って学校に向かったかどうかはわかっていないということです。 また安達容疑者が、学校から「結希くんが登校していない」という連絡を受ける前に、関係先に電話で「子どもがいなくなった」という旨の連絡をしていたことも、新たにわかりました。 警察は、ドライブレコーダーの映像に関して、安達容疑者が立ち寄り先や移動経路を隠すために、データを消去した可能性もあるとみて、さらに詳しく調べています。 事件の捜査では、週末に新たな動きも…。 警察 「記者の方すいません。もうちょっと下がってもらっていいですか」 橋本雅之 記者 「いま規制線の先、公衆トイレがあるのですが、その中で検証作業を行っています」 警察はおととい(19日)、自宅から2キロほどの距離にある公衆トイレの周辺を現場検証しました。この公衆トイレ、安達容疑者の自宅と職場をつなぐ動線上にあります。 動線上には、結希くんの通学用リュックや、結希くんのものと特徴が似た靴が見つかった現場が、点在していることもわかっています。安達容疑者にとっての“生活道路”が、事件のさらなる舞台となっていたのでしょうか。 警察によると、質問などにも落ち着いて答えているという安達容疑者。警察は、供述をもとに慎重な裏付けを行っていく方針です。