米退役軍人がイラン戦争反対のデモ「私たちと同じ間違いをしてほしくない。無実の人々を殺している」

アメリカの首都ワシントンD.C.にある議員会館キャノンハウスオフィスビルで4月20日、100人を超える退役軍人や家族らがイラン戦争に抗議し、一部が逮捕された。 この抗議活動を組織したのは、「良心&戦争センター(CCW)」「アバウト・フェイス」「ベテランズ・フォー・ピース」など、戦争に反対する複数の退役軍人団体のメンバーだ。 団体が投稿した動画によると、デモ参加者らは円形広間・ロタンダに立ち、赤いチューリップを手にしてアメリカの攻撃で犠牲になったイランの人々を追悼。 亡くなったアメリカ兵を追悼する国旗折りたたみの儀式も行った。 さらに「トランプの戦争犯罪のために、私たちは1セントたりとも払わない」などの反戦スローガンを唱え、「イラン戦争を終わらせろ」と書かれた横断幕を掲げた。 動画には、警察が平和的に抗議活動をする参加者の両手を結束バンドのようなもので縛り、連行する様子が映っている。「ベテランズ・フォー・ピース」は少なくとも60人が逮捕されたと伝えている。 抗議活動に参加した退役軍人は、イラクやアフガニスタンなどでの戦争に従事してきた。 逮捕されたCCWのマイク・プリスナー事務局長は、連行される際に「私たちは、今従軍している軍人に私たちと同じ間違いをしてほしくないから、ここにいます。この戦争は嘘のもとに行われている。無実の人々を殺している」と訴えた。 CCWの声明によると、退役軍人と家族は、折りたたまれた国旗を受け取り、戦争への資金提供を継続しないことを約束してもらうためにマイク・ジョンソン下院議長との面会を求めていた。 しかし、ジョンソン氏を待っている最中に、逮捕されたという。 参加者たちからは、トランプ氏が始めたイラン戦争を議会が止めようとしていないことへの苛立ちの声も聞かれた。 退役軍人の一人は「(戦争を)承認するのは議会です。彼らはどこにいるのでしょうか?トランプの無謀さを止める力を持っているのは彼らなのに、いったい何をしているのか」とロイターの取材に語った。 別の参加者は「私は退役軍人として、戦争が民間人に与える被害だけでなく、私たち兵士に与える影響もよくわかっている」と強調している。 「人の命が失われ、負傷し、人生が永遠に変わり、PTSDやモラルインジャリー(道徳面でのダメージ)が起きる。だからこそ、私は今日ここにきたのです」

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