国税電子申告・納税システム「e-Tax」を不正に利用し還付金をだまし取ったとして、高知県警が24人を逮捕していた事件で、県警は新たに、同じ手口で還付金をだまし取ったとして5人を逮捕しました。 逮捕されたのは、東京都江東区の会社役員の男(50)、東京都足立区の外壁工の男(58)、大阪府豊中市の無職の男(42)、東京都豊島区の自営業の女(39)、東京都杉並区の自営業の男(51)の、5人です。 県警によりますと、5人は2025年3月から4月までの間、国税電子申告・納税システム「e-Tax」を不正に利用し、神奈川県の税務署に虚偽の内容を記載した所得税などの申告書を提出して、還付金92万7400円をだまし取った疑いが持たれています。 「e-Tax」を不正に利用した詐欺事件については、これまでに24人が逮捕されていて、その際に出た証拠を調べる中で、今回の事件が発覚しました。 今回の事件では、確定申告は「39歳の自営業の女」名義で行われ、「e-Tax」を利用する際の識別番号や暗証番号は、他の共犯者が女の名義で入手していました。 そして、実在する企業の名前を使って「そこから報酬を受け、業務にも経費が発生した」という虚偽の申告を行い、その後に源泉徴収された額が「還付金」として女名義の口座に振り込まれていたということです。 警察は、5人の認否について「捜査・公判に支障をきたす可能性がある」として明らかにしていません 「e-Tax」を不正に利用した詐欺事件は高知県警が捜査を進めていて、今回逮捕された5人を含め、あわせて29人が逮捕されています。被害総額はおよそ3080万円にのぼっています。