北九州市八幡西区の「コムシティ」内にある市立の診療所で働いていた56歳の医師の男が2024年3月、20歳の女性患者の性的部分を触るわいせつ行為をしていたことが明らかになりました。 医師の男は23日、不同意わいせつの罪で懲役1年4か月の実刑判決を受けています。 ■市立の診療所での事件 医師の男が高熱の20歳女性にわいせつ行為 医師による不同意わいせつ事件が起きていたのは北九州市八幡西区の「コムシティ」内にある市立第2夜間・休日急患センターです。 判決によりますと医師の谷本博徳被告(56)は2024年3月2日午後8時50分ごろから午後9時50分ごろまでの間、高熱を出していた20歳(当時)の女性に診察に必要な行為でわいせつな行為ではないと信じさせて指で両乳首を1回ずつつまむわいせつな行為をしました。 ■福岡地裁小倉支部「発熱等の症状に苦しむ患者に対してわいせつ行為など言語道断」懲役1年4か月の実刑判決 23日の判決で福岡地裁小倉支部は 「被害者の供述は十分に信用することができる」 として、不同意わいせつ罪の成立を認定。 「外来患者である20歳女性を診察する機会に乗じ、乳首を指でつまむというわいせつ性の高い行為に及んだものであって犯行態様は悪質」 「発熱等の症状に苦しむ患者に対してわいせつ行為など言語道断」 と厳しく指摘して谷本被告に懲役1年4か月の実刑判決を言い渡しています。 (谷本被告は判決を不服として即日控訴) ■北九州市は事件を公表せず「医師が否認、逮捕されず警察も発表していないため」 北九州市は、谷本被告が起訴された時点や1審で実刑判決を受けた時点で 市立の診療所でのわいせつ事件を公表しなかったことについて 「谷本医師が否認していることと、逮捕されず警察も発表していないため」 谷本被告が懲役1年4か月の実刑判決を受けたことについて 「第2夜間・休日急患センターの診療中に事件が起きたことは誠に遺憾であります。勤務中の医師が第一審で有罪判決を受けたことについて、被害に遭われた方や 関係する皆様方にお詫び申し上げるとともに、市民の皆様が安心して受診できるよう全力で取り組んでまいります」 とコメントしています。